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【花みどりフェア】「おのころ藍」体験記

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レポーター紹介

投稿者道産子ママ
性別女性
年代70代
住まい洲本市
趣味音楽鑑賞・家庭農園・読書・裁縫
自己紹介北海道から娘を頼って移住してきた70代です。
海の見える家で、孫と一緒に遊んだり、丁寧な暮らしを心がけて過ごしています。
淡路島の文化や歴史を学びながら、素敵な体験ができたら嬉しいです。

「おのころ藍」体験記 @ Hotel & Resorts MINAMIAWAJI

北海道から淡路島に移住してきた70代ライターです。

今回は淡路島ならではの体験ができるということで、「おのころ藍」の体験に挑戦。

会場は「ホテル&リゾーツ南淡路」さんの中にあるチャペル「ルミエール」。

 

■おのころ藍とは

ご自分で2月頃から種まきし刈り取った後葉のみ乾燥させ木を燃やした灰を混ぜ発酵させて

「すくも」を作成させるがここまでの行程に時間を費やす。

プツプツと発酵してようやく藍が出来る。

お魚の一夜干しに似た臭いがした。

 

■いざ体験

体験はハンドタオル。

デザインを決め、ドット柄にするための「フィルムケース」をはめ込む。

 

お水で浸透性を良くしてから、いよいよ藍染めへ。

藍がぷつぷつと発酵している。

静かに揉みながら染み染ませる。

 

3分浸しあげて、少しずつ絞りながら空気に当てる。

藍が空気に触れて染まっていく。

 

5回程つけるがドットの濃淡をつけるためフイルムケースを少しづつ外していく。

 

フィルムケースを外し水洗い。

茶色だったタオルが鮮やかな藍色に。

参加者が歓声を上げた瞬間。

感激!

各自の出来栄えを褒めて記念撮影。

工業的な大量生産のデニムに使われるインディゴ染めとは異なり、脈々と紡がれる藍染の行程を試行錯誤しながら、手を惜しまず作り続けるご夫妻と淡路島の自然の豊かさに触れて素晴らしい体験を致しました。

藍染には抗菌作用や防臭効果もあり、古来から受け継がれた発酵技術。発酵は食だけでなく衣にも活かされていることに、先達の素晴らしさを感じました。

 

 

■追記

早めに到着したので、展示してあった商品を拝見。

ファッションから雑貨まで様々な商品も販売されていました。

なんとフットウォーマーやマスクまで。

中でもこの数珠に一目惚れ。すぐに注文しました。(後日届くのが楽しみです)

おのころ藍さんのWEBサイトや東浦の直売所でも購入できるとか。

詳しくはこちら。

https://onokoro.blue/

 

■最後に

NHK大河「青天に衝け」からオファーがあり、わざわざ東京に出向いて藍染めの指導をご夫婦でされたそう。藍は揺れると劣化してしまうもの。車で慎重に揺らさないように東京まで運ぶのに苦労されたのだとか。

また自ら淡路島で藍を栽培しているお二人。毎年、春の種まきから刈り取り、発酵させて作品が完成するまで1年間。常に藍に向き合っているという。

気さくで穏やかなお二人のお人柄に触れ、また淡路島の魅力を感じることができた。
貴重な体験を有難う御座いました。


 

※記事内容は取材当時の情報です。詳細は各イベント・施設・店舗までお問い合わせください。

Date:2021.10.31