花マガ(淡路花博20周年記念 花みどりフェアwebマガジン)
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★国生みの島の宝物~伊弉諾神宮~
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レポーター紹介
投稿者 | KNIXT(ニクスト) |
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性別 | 男性 |
年代 | 20代 |
住まい | 兵庫県南あわじ市 |
趣味 | 冒険、旅 |
自己紹介 | どうもKNIXT(ニクスト)です。 東京出身の3人組で、2019年末から南あわじ市福良で「BAR DAR」をやっています! 好奇心と3人のチームワークを武器に楽しくて魅力的な淡路島を発信していきます!! |
こんにちは!
今回は花みどりフェア事務局の方々と伊弉諾神宮のお話を伺いに行ってきました!
神話と歴史が詰まった伊弉諾神宮は、あいにくの雨にも負けない魅力にあふれていました(^-^)
(鳥居からも厳かな雰囲気が)
鳥居をくぐってすぐに「さざれ石」が!
日本の国歌の歌詞の中にある「さざれ石」とは、実際はこのような石だったのですね。歴史が詰まっていることを感じます。
(写真右の「さざれ石」日本人なのに知らないことがまだまだ隠されていそうです)
参道をまっすぐに進んでいくと本殿が建っていました。古事記・日本書紀の「国生み神話」に登場するイザナギノミコト、イザナミノミコトが祀られています。歴史の教科書で勉強しましたよね?(実はうちのメンバーが教職免許をもってたりします)
(土日は多くの観光客がお参りされているそう!)
本殿の右側には岩楠神社があり、夫婦大楠(めおとおおくす)という大木があるんです。すごいパワーを感じました。夫婦大楠は樹齢900年を数える古木で、元は2株のものが結合して1株になったという珍樹で今でも安産、子宝子授けや夫婦円満の祈願成就の信仰が生きているそうです!
(立派な楠は存在感抜群 二股にしっかりと別れています)
本殿近くで伊弉諾神宮の方と合流し、解説をしていただいたので、ご紹介します。
(神様のお話は初心者の僕たちには少し難しい部分もありましたが、理解できた一部だけしっかりとご紹介します)
①ハガキの由来って!?
まずは夫婦大楠のすぐそばにある木に向かいます。
(一見普通の木でした。笑)
なにがあるのかと眺めていると、宮司さんが木の葉を裏返します。すると木の葉には、なんと「手のツメ」で文字を書くことができるのです!!
(インクも使わずに書かれたはっきりとした文字にびっくり!)
今では「ハガキ」とカタカナで表記することが多いですが、「葉書き」が語源だといいます。
たしかに「葉書き」だ、、、
日本語を日々意識せずに使っていましたが新たな発見がとても面白かったです。
②すごいぞ!陽の道しるべ!!!
次に向かったのが伊弉諾神宮を中心とした太陽の運行図。
この図によると、伊弉諾神宮を中心に飛鳥藤原京や高千穂神社などの日本の主要な建造物が建てられていることがわかります。このことから、これらの建造物は伊弉諾神宮を意識して建てられたと考えることができます。淡路島が日本の始まりで、伊弉諾神宮が建てられている位置が、「国生み神話」を裏付けることができるということでした。興味がある方はぜひ行って確かめてみてください!!
(伊弉諾神宮を中心とした太陽の運行図)
(正確に方角がわかるよう作られたもの)
③特にお伝えしたいポイント!
今回伊弉諾神宮の方が特に強調されていた部分をここでまとめて紹介します!
それは、伊弉諾神宮は「神話や歴史抜きには語れない」ということです。この神宮の建物自体はさほど古いものではありませんが、この場所や伊弉諾神宮の位置づけは日本の歴史を語る上で、欠かせない日本の国生みの原点だそうです。そして大切なのは「日本精神」だとか。
「争わず、本質的に考えて柔軟に対応できる」のが日本人だと宮司さんはおっしゃっていました。そもそも「国つくり」ではなく「国生み」という言葉が日本精神なのだとか。「つくり」だと作り手と創造物の間に上下関係が生じます。しかし、「生み」には愛が生じるのだそうです。そして、イザナギノミコトは武器である矛を、武力としては使わず、かき混ぜることに使い島を生みました。ここからも力で押さえつけない印象を受けます。
そういった先祖の末裔だからこそ、温厚で調和を大切にする日本精神が生まれたのだそうです。権力者が指図するのではなく、話し合い柔軟に対応しようとするのは、先祖から来た文化なのかもしれません。
さらに、昔の日本人は、「今はいずれ歴史として語り継がれる」ということを強く意識していたそうです。だからこそ、建造物も長持ちしすぎるものは作らず、次の棟梁が育つようにあえて伝承できる期間で朽ちる材料をつかっていたとか。
今の時代だけを見ず、未来の人のことまで意識して生きていた先人達には、学ぶことが多そうです。
当たり前に日々を生きてはいけない・・・そんな気持ちになれる、心洗われる時間でした!!
(本殿入口画像 お話を伺い改めて見るとさらに美しく見えました)
先祖に感謝を伝えるためにお参りし、自分が未来の子供たちのために何ができるのかを考える、そんな人間になりたいと思いました!皆様も、ぜひ実際に足を運び、歴史に触れてみてはいかがでしょうか!!日本に誇りを持てる素敵な時間を過ごせることでしょう(^-^)
※記事内容は取材当時の情報です。詳細は各イベント・施設・店舗までお問い合わせください。
Date:2020.04.09