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南あわじTEN TEN TEN ~お母さんを救え!300円弁当の挑戦~
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レポーター紹介
投稿者 | KNIXT(ニクスト) |
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性別 | 男性 |
年代 | 20代 |
住まい | 兵庫県南あわじ市 |
趣味 | 冒険、旅 |
自己紹介 | どうもKNIXT(ニクスト)です。 東京出身の3人組で、2019年末から南あわじ市福良で「BAR DAR」をやっています! 好奇心と3人のチームワークを武器に楽しくて魅力的な淡路島を発信していきます!! |
お久しぶりです、花マガ・ライターチームの「KNIXT(ニクスト)」です!
今回は、「給食のない子どもたちに料理をつくるお母さんを応援しよう!」というスローガンの下、
「南あわじ TEN TEN TEN(テンテンテン)」さんが、なんと『300円弁当』を販売しているとお聞きし、
さっそく代表の「町口さん」にお話を伺ってきました!
(TEN TEN TENのメンバー:左から4番目が代表の町口さん)
町口さんは、南あわじ市八木にある玉ねぎ倉庫を改装した人気カフェ「志知カフェ」を営むほか、僕らの住んでいる福良にある「福良CAP(以前の花マガでも取材済み)」にもテナント出店しており・・・僕らも実は、たまにそちらのお店でお手伝いするという間柄。
しかし今回は花マガの取材ということで・・・いつもより改まって対面取材をしてきました!(笑)
◼︎そもそもTEN TEN TENとは何ぞや?
まずは素朴な疑問からスタートです!(笑)
名前の由来は「10の店舗から始める点を面にするプロジェクト」から来ているとのこと。南あわじ市が企画した「未来カフェ」の中で集まった飲食店主らによって誕生したそうです。
一店舗ではどうしても大型商業施設にはかなわない点が多い。だからこそ10店舗の仲間が集まり、販促活動などを共有したりして、1店舗の「点」を複数店舗の「面」に広げて頑張ろう、という意味が込められているそうです。
だから、「TEN(10)TEN(店)TEN(点)」なんですね!
3年前に結成されたTEN TEN TENはそれぞれのお店が紹介されている冊子を作ったり、地産地消を広めるイベントを開催したりと活動を続けてきたそうです。
(10店舗を紹介した冊子)
そして、最近は漬物開発に力を入れ、「玉ねぎキムチ」の商品化があと一歩のところまで来ていたそうです。
しかし、このタイミングでコロナの流行がやってきました。月一回の会議も自粛を促され、漬物作りは一旦ストップ。
ただ、世間の状況を見たとき、自分たちにもできることはあるのではないかと、気心知れた仲間たちは一致団結し、今回の「300円弁当」がスタートしました!
(今回の企画の詳細ビラ)
◼︎地産地消にこだわった300円弁当
ただ、300円での弁当作りとなると・・・良質な淡路島産の食材を使うのは、原価的に難しいと考えていたそうです。
しかし、この心ある試みは新聞・テレビなどに取材され、SNSでの発信により、多くの方の共感へとつながりました。
そして多くの協賛も集まったそうです。
さらに牧場や農家の方々など地元の生産者さんも協力してくれて・・・「地産地消の300円弁当」が誕生しました。
企画当初の目標は1日150食でしたが・・・迎えた初日の4月20日は、なんと400食も売れたそうです!
「何かできないかと起こした行動が、まさか新聞やテレビに取り上げられ、こんなにも多くの支持をいただけるとは思いもしなかった」と町口さんはおっしゃってました。
◼︎淡路島の飲食店さんの実情
最後に町口さんは、飲食店経営の実情についてもお話してくれました。
経営のことを考えると、本来なら「正当な価格で販売したい」というのが本音。生産者と消費者の間にいる飲食店が、適正な価格で生産者から食材を仕入れ、適正な価格で提供すること。それを循環させる立ち位置としての飲食店でありたい。それとは矛盾した…「協賛による300円弁当」は、完全な本意ではないそうです。
しかし、この自粛ムードの中、個人の飲食店からお客様は離れ、安いチェーン店やスーパーに人が流れています。
この活動を通じて、飲食店への客戻しを図る「飲食業界への助け舟」を出したいという想いと、「たとえ300円でも経済への貢献」という想いを込めた今回の弁当企画。「次は適正な価格で食材を仕入れ、協賛の方々に返していきたい」とおっしゃっていました。
世間が暗いムードになっている中、少しでも助けになりたいという想いを抱き、実際に行動に移し形にしている「TEN TEN TEN」のみなさん。コロナの影響で、辛い思いをしている人もたくさんいらっしゃると思いますが、損得勘定ではなく世の中が一つになれるきっかけにもなり得るのではないかとも感じさせてもらいました。
◼︎いざ300円弁当、実食!
町口さんをはじめとする「TEN TEN TEN」の方々の思いを聞いて、いてもたってもいられなくなったので、早速弁当を買いにレッツゴー(笑)(^^)/
販売場所は、南あわじ市八木にある「イングランドの丘」と隣接している淡路島の食材の直売店「美菜恋来屋(みなこいこいや)」さん。
(美菜恋来屋さん 本来多くの観光客でにぎわっています)
中に入っていくと、「TEN TEN TEN」のメンバーさんが自ら販売していらっしゃいました。
(入口すぐのお弁当エリア)
行った時には完売!予約しといてよかった(^◇^)
無事お弁当を獲得!
(300円弁当 え・・・これが300円!?絶対そんなに安くないボリュームとクオリティ!!)
おかずからお米まで、淡路島産の食材を使用し、手作りで作っているとのことで、あまりの美味しさに五分とかからず完食。
思いの詰まった弁当は中身も詰まっていて最高でした!!
協賛の方々の野菜やお肉を使ったお弁当は、4月20・22・23・24・27・30日、5月1日に販売されています!近隣の方にはプラス100円で配達までしているそう!
詳しくは「TENTENTEN」のLINE公式アカウント(LINE ID:321btvyy)をご確認ください。
※企画詳細画像にあるQRコードからも登録可能です!
正直300円で地元の食材を使った弁当を販売しても、利益など無いに等しい。
それでも「今、何かできることを」と動かれている人からは、エネルギーを感じまくった今回の取材となりました!
頑張ろう淡路島。頑張ろう日本!!
※記事内容は取材当時の情報です。詳細は各イベント・施設・店舗までお問い合わせください。
Date:2020.04.27